7ヶ月の息子が「腸重積」で入院(3)—kosococo.妹

前回のブログの続き

独特な雰囲気の夜間救急の病院に入り、
たまたまその日は空いていたので、
割と待たずに小児科の先生に診てもらう。
皆が寝静まった真夜中に、人の為に働く方々には、頭がさがる想い。

結果、「この月齢」で、
「下痢・嘔吐・血便・ぐずる」という5点が揃うと、
「腸重積」を疑う、というセオリーがあるらしく、
まさにその症状だったので、
超音波や触診で診断。
医師曰く、
おそらく「腸重積」だと思うけど、
そこにあるエコーだけではなんとも言えない。
しかし、「腸重積」は数時間内に戻してあげないと、
腸が壊死していってしまうので、このまま入院してください!と。。。

ただ事ではないとは思っていたけれど、
このまま入院とは想像もしていませんでした。
大変なことだ!でも、お願いします!と伝えた。

「腸重積」というのは、
(以下、私がなんとなく得た知識なので、あくまでご参考までに・・・)
1歳未満の子供にある一時的なトラブルらしく、
原因は定かではないが(今回は下痢?)、
不意に腸が腸の中にもぐり込んでしまう症状。
その潜った部分を数時間の内に出してやらないと、
折り重なった部分に血が通わなくなり、腸が壊死してしまうという、
緊急処置を要するものらしい、です。

そこで初めて知りました。
そんな大変なことに。。。

医師曰く、
このまま入院して、腸を戻す処置をしますが、
戻っても24時間以内に再発することもあるので、
2泊は確実に入院してください、とのこと。

腸を戻すには、造影剤を肛門から注入し、
腸を膨らましつつ、腸の食い込んだところを戻すという方法みたいです。

そのまま、レントゲンを撮り、
小さなお手手に点滴を打ち、
そのままその大切な処置をしに、別の部屋に通され・・・。

血管が細くて、点滴の針を入れるのも大変だそうですが、
息子自身ももちろん何をされているかわからないし、
針を刺されたり、動かないように抑えられたり、
腸は痛いし、肛門から何か入れられるし、
その間ママはいないし・・・。
「お母さんは廊下で待っててください」と言われ、
廊下で息子のギャン泣きの声を聞いていると、
こちらまで泣けてしまいました。(;_;)

先生方の迅速な対応により、
病院に入って2時間くらいで処置を終え、
腸を正しい形に伸ばしてもらえたので、
大変でしたが、開腹などせずに治していただき、
ラッキーでした。

処置を終え、泣いて真っ赤になった息子。
でも、私の顔を見ると、少しほっとした表情になり、
「ママァ、抱っこして~」という感じに手を伸ばして来た姿が
目に焼き付いています。

それから入院をし、再発もなく予定通り退院。
経過もよく、その後の検診でも「回復」の太鼓判を押していただき、
今はすっかり元気になってくれました。
異変をすぐに見つけて、すぐに処置していただけて、
本当によかった。
病院で働く方々には、本当にいつも頭がさがります。
大変なお仕事、いつもありがとうございます。

3回にわたる長いブログでしたが、
お役に立てれば、幸いです。
つくづく、子供って数時間前までは元気でも、
突然そんな大変なことになったりするんだな~と感じました。
大事に至らなくて、ただただ感謝です。



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